飲み続けると危険？砂糖より体に悪い「果糖ブドウ糖液糖」

2023年10月17日2023年10月18日

果糖ブドウ糖液糖って体に悪いの？

何だか難しい言葉ですね。

果糖とブドウ糖が合わさった糖の液糖・・・なんのこっちゃ。

この記事では、その「果糖ブドウ糖液糖」がどんな飲み物に入っているか、どんな危険性があるかを解説していきます。

【果糖ブドウ糖液糖とは？】

果糖ブドウ糖液糖と呼ばれる甘味料は、その甘さとコストパフォーマンスから食品産業で頻繁に使用されています。

原料はトウモロコシなどのデンプンを原料とした、ぶどう糖（グルコース）と果糖（フルクトース）の混合液です。

果糖が含まれている量によって呼びかたが変わります。

これらの総称を「異性化糖」呼びます。

異性化糖

果糖含有率が50％未満のものは「ぶどう糖果糖液糖」
50％以上90％未満は「果糖ぶどう糖液糖」
そして90％以上は「高果糖液糖」として区分されている

これは、砂糖に比べて甘さが持続しやすく、低温での甘味が増すため、清涼飲料や冷菓に好んで使用されています。
また、異性化糖は熱に敏感で、加熱すると色が変わるため、冷たい食品や飲料に特に適しています。

果糖ブドウ糖液糖の摂取が多いと、体にはさまざまなリスクが伴います。
特に、がんや糖尿病、肥満、血糖値の急上昇などの健康問題が懸念されます。

果糖は、体内で直接肝臓に運ばれ、そこで代謝されるのですが、過剰に摂取すると、肝臓が果糖を処理しきれず、
余った果糖は脂肪として体内に蓄積します。

リョウヘー

これが、長期的に見ると肥満や肝臓病の原因となる可能性が指摘されています。

多くの飲み物、例えばヤクルトやコーラ、カルピスなどには、その甘さとコストの面から果糖ブドウ糖液糖が使用されています。
これらの飲み物は、甘さを求める消費者には魅力的ですが、果糖ブドウ糖液糖の摂取が増えることで、健康リスクが高まることも忘れてはなりません。

カルピスは、商品によって「果糖ぶどう糖液糖」が使われていない物があります。

アサヒ飲料のカルピスウォーターは、原材料名のトップに書かれています。

ですが、希釈タイプはどうでしょう？

原材料名：砂糖/香料、大豆多糖類

果糖ぶどう糖液糖が使われていません。

このように、商品によっては使われていないものもありますので、裏面を調べてみると良いでしょう。

異性化糖を含まない飲み物も市場には多数存在します。
例として以下のような商品が挙げられます。

ヒカリオーガニックスポーツドリンクＰＥＴ 280ml
原材料は果実（有機ぶどう（アルゼンチン）有機りんご、有機レモン、有機ゆず）、食塩で、異性化糖は含まれていません。

ヒカリオーガニックぶどうジュース 160g
原材料は有機ぶどう（アメリカ、アルゼンチン）で、異性化糖は含まれていません。

長野興農信州まるごとりんごジュース 160g
原材料はりんご（長野県）で、異性化糖は含まれていません。

これらの商品は、自然な甘さを楽しむことができ、健康にも配慮されています。

果糖ブドウ糖液糖は、食品産業での利用が増えていますが、その摂取は健康リスクを伴う可能性があります。
しかし、異性化糖を含まない飲み物も選択肢として存在します。

健康を守るためには、食品の成分を意識し、適切な選択をすることが大切です。
日常の食生活を見直し、健康的な選択をしていきましょう。

【詳細情報はこちらのサイトを参照】

リョウヘー: 自然食好き「子持ち４人のパパ」
添加物や体に優しい食べ物を紹介しています。
ECサイト「Non-GMO」店長。
週末は子供たちと公園祭り。趣味はBBQ。