市販のカレーって油まみれなの?
市販のカレーは3分の1が油です。
常食するには健康によくないバランスと言えます。
市販のルーを使わずとも、手作り無添加カレーを作ることができます。
今回は、世界から見たカレーの歴史や手作りカレーの作り方を紹介していきます。
カレーの歴史
一般的なカレーの歴史というと、イギリスから日本に伝わり、明治初期に小麦粉とカレー粉で作ったものが日本のカレーと認識されています。
しかし今回は世界の視点からカレーの歴史を見てみたいと思います。
カレーという用語
今日、私たちが「カレー」と呼ぶものは、単一の料理ではなく、世界中の多様な文化と歴史を反映したものです。
ニューヨークの著名なインド料理シェフ、Chintan Pandyaはこう指摘します。
「カレーが西洋で一般的に誤解されている」
実際、カレーは特定の料理を指すものではなく、地域や文化によって異なる多くの料理を包括する用語です。
カレーの概念
カレーの概念は、イギリスの植民地時代にその起源を持ちます。
イギリス人はインドの複雑な料理を一つのカテゴリーにまとめ上げ、それを自国やその他の西洋諸国に持ち帰りました。
しかし、この一般化はインドの料理の多様性と複雑さを正確には反映していませんでした。
さらにカレーは世界中に広がり、各地で独自の変化を遂げました。
例えば、カリブ海地域ではカレーは奴隷貿易を通じてもたらされ、現地の食材と組み合わされて独特の料理が生まれました。
日本では、カレーは国民食として無くてはならないものになっています。
カレーの物語
カレーの物語は、植民地主義と抑圧の歴史を通じても語られます。
カレーは異なるコミュニティによって作られた多様な料理です。
それを説明するためにイギリスは都合のよいように解釈したため、本来のカレーの意味では無くなってしまいました。
この用語は、残忍で搾取的な植民地支配の重さを持っており、イギリスによってインドから45兆ドルが盗まれたと一人の経済学者が推定しています。
しかし、その中で人々は自分たちの個性を表現し、それぞれの美味しい料理を作り出しました。
カレーは、その過程で変化成長し、多様な文化的背景を持つ人々に愛されるグローバルな料理へと進化しました。
今日、カレーは単なる食事以上のものです。
それは、私たちがどのようにして一つに結びつき、異なる背景を持つ人々が共有する経験を通じて、文化的な架け橋の役割を果たしています。
無添加カレーの作り方
子供用なので、辛いのが好きな大人は別途ガラムマサラ、チリペッパー、赤トウガラシを準備してください。
材料4人分
豚バラ肉250g
海鮮ミックス50g
かつお粉5g
玉ねぎ1個
にんじん1個
じゃがいも1個
にんにく ひとかけ
クミン・ターメリック・コリアンダー小さじ2〜3
バター大さじ2
小麦粉大さじ2
片栗粉大さじ2
水600ml
トマトケチャップ大さじ4
中濃ソース・オイスターソース各大さじ1
はちみつ大さじ2
りんごすりおろし
塩胡椒少々
海鮮ミックスが苦手な人は、かつお粉を多めに入れるとよい。
鳥皮を入れて鶏油でダシを取ってもOK。
1
玉ねぎ・にんじん・じゃがいも→家庭好みの大きさで切る。
バラ肉→家庭好みの大きさで切る。
Aは混ぜておく。
2
鍋に油を熱し、にんにくを弱火で炒める。
その後玉ねぎを色が変わるまで炒め、バラ肉、海鮮ミックス、にんじん、カレー粉、塩コショウを
入れて炒めた後、少量の水を加え蓋をして蒸し焼きにする。
この時点で食材に完全に火を通しておくと、その後の調理がしやすいです。
3
別鍋で水600mlとじゃがいもを入れて、火にかける。
4
1に火が通ったら、Aを入れて、小麦粉を入れてかき混ぜる。
2のお湯を少しずつ入れてダマにならないよう、かき混ぜてルーの原型を作る。
2の鍋に、とろみをつけた1を全て入れて、5分ほど煮つめる。
5
水溶き片栗粉で、とろみの調整をする。必ず火を止めて少しずつ入れること!
香りづけにバターを入れる。
ごはんを皿に盛って、ルーをかけて完成!
まとめ
市販カレールーは油が3分の1と、健康にはよくない配分となっています。
そもそものカレーは、イギリスが解釈したものであり、本来のカレーの意味とはかけ離れています。
残忍で搾取的な植民地時代がもたらしたカレーは、インドにとって45兆ドルの被害をもたらしたと専門家は語ります。
その一方で、カレーはその地域で独自の変化や進化を遂げ、日本にとっては無くてはならない料理になりました。
そんなカレーをもっと健康的に作ってみてはいかがでしょうか。
他国の料理の概念を、よりよい解釈で美味しい料理にできれば、歴史も救われる気がします。
参考記事
カレーの本当の物語
https://www.foodandwine.com/cooking-techniques/real-story-of-curry
この記事を書いた人
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自然食好き「子持ち4人のパパ」
添加物や体に優しい食べ物を紹介しています。
ECサイト「Non-GMO」店長。
週末は子供たちと公園祭り。趣味はBBQ。
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