MCTオイルって、どんな効果があるの?
最近、MCTオイルの効能について興味を持ち始める人が増えてきました。
効果は様々で、白髪に効くとか、肝臓の負担を軽減、脂質異常症に良いなど。
そこで今回はMCTオイルの効果や使い方、おすすめの商品を紹介していきます。
MCTオイルとは?基本の知識
MCTオイルは、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglycerides)から成る特殊なオイルで、主にココナッツやパームの種子から抽出されます。
このオイルの特徴は、通常の長鎖脂肪酸と異なり、消化吸収が早く、直接肝臓に運ばれエネルギーに変換される点です。
これにより、体脂肪として体に蓄積されにくい効率の良いエネルギーを使うことができます。
脂肪酸の種類
短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は、炭素数が6個以下の鎖状構造を持ち、大腸で腸内細菌によって生成されます。
これらは大腸粘膜組織から吸収され、エネルギー源や脂肪合成の材料として利用されます。
また、腸内環境の改善や免疫反応の制御などの機能があります。
短鎖脂肪酸は微生物が食物繊維やオリゴ糖を発酵させた有機物の一種。
酢酸やプロピオン酸、酪酸などがあります。
中鎖脂肪酸(MCT)
炭素数6~12の中程度の長さを持つ鎖状脂肪酸で、カプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)などが代表的です。
消化吸収が早く、エネルギー源として速やかに利用されます。椰子油などに含まれ、健康オイルとして利用されています。
中鎖脂肪酸は、一般的にはココナッツオイルに多く含まれています。
ダイエットやスポーツ時のエネルギー補給に適しています。
長鎖脂肪酸
炭素数が14以上の脂肪酸で、消化吸収の経路が複雑で、エネルギーとして使われにくい特徴があります。
長鎖脂肪酸は、小腸で分解され、リンパ管を経由して肝臓に運ばれます。
長鎖脂肪酸を含む食品には、バターや牛脂、植物油などがあります。
体に良い働きをするものもありますが、摂取量には注意が必要です。
MCTオイルの健康への効果
MCTオイルは、健康に多くのメリットがあります。
- エネルギー効率の向上:
MCTオイルは迅速に消化され、直接肝臓に運ばれてエネルギーに変換される
「持久力とパフォーマンスUP」 - 脂肪燃焼と体重管理:
代謝を促進し、脂肪燃焼を助けることが研究で示されている
「ダイエットや肥満予防」 - 脳機能のサポート:ケトン体の生成を促進し、これが脳の代替エネルギー源として機能する→
「認知機能のサポートや、アルツハイマー病などの神経変性疾患のリスクを下げる」可能性がある - 消化の改善:
消化しやすく、消化器系の負担を軽くしてくれる
「消化に問題を抱えてる方に有益」 - 免疫機能の強化:
MCTオイルに含まれるラウリン酸などの成分は、抗菌・抗ウイルス作用を持っている
「免疫システムを強化」する効果がある
私は朝ごはん代わりにバターコーヒーにMCTオイルで済ませています。
肝臓の負担や脂質異常症については?
肝臓の負担
肝臓に負担をかけるという報告はありません。
実際に、MCTオイルは消化吸収が速やかで、エネルギー源として効率的に利用されるため、肝臓に負担をかけることはないとされています。
脂質異常症
脂質異常症に対する効果については研究が進行中です。
一部の研究では、MCTオイルが体脂肪や内臓脂肪を減らす効果があるとされています。
また、MCTオイルはエネルギーになりやすい油であり、ダイエットを効率的に進めることができるとされています。
白髪に効く
MCTオイルには白髪に対する直接的な効果について科学的なエビデンスは限られています。
一部の情報源では、MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸が白髪の予防に効果があるとされていますが、これについてはまだ確実ではありません。
白髪の原因は遺伝的要因やストレス、栄養不足など複数の要因が関与するため、MCTオイルが直接的な解決策となるかどうかは不明です。
MCTオイルの正しい使い方
MCTオイルは、そのユニークな健康効果を最大限に活かすために、正しい使い方を理解することが重要です。
一般的に、MCTオイルは飲み物や食事に加えて摂取するのがおすすめです。
例えば、朝のコーヒーやスムージーに混ぜたり、サラダドレッシングとして使用したりすることができます。
また、ヨーグルトやスープに加えることも効果的です。
MCTオイルの摂取量は個人差がありますが、初めて使う場合は1日に小さじ1杯から始め、徐々に量を増やすことが良いかと思います。
体が慣れてきたら、1日に大さじ1〜2杯まで摂取することが一般的です。
- 過剰摂取は避ける:
大量に摂取すると、消化器系の不調を引き起こす可能性がある - 加熱に注意: MCTオイルの沸点は約160度で、高温調理には適していない。
揚げ物や炒め物には使用しない - 質の選択:
高品質なMCTオイルを選ぶことが重要。
ココナッツ100%のものや、化学溶剤を使用していない製品を選びましょう。 - 段階的に摂取:
初めての使用時は少量から始め、徐々に量を増やしてください。
MCTオイルを適切に使用することで、その健康効果を最大限に引き出すことができます。
毎日の食生活に上手に取り入れてみてはどうでしょうか?
MCTオイルの選び方とおすすめ商品
MCTオイルを選ぶ際には、品質と成分に特に注意を払う必要があります。
選び方のポイントやおすすめのオイルを参考にしてみてください。
選び方のポイント
- 原材料: ココナッツ由来の100%オイルを選ぶことが推奨されます。
- 成分: カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸など、中鎖脂肪酸の種類を確認してください。
- 製造方法: 化学溶剤を使用していない、ナチュラルな製法で作られた製品を選びましょう。
おすすめのMCTオイル製品
ここではおすすめのMCTオイル3選を紹介します。
どれも原材料や、成分、製造方法を押さえたオイルとなっています。
Nature’s Way,オーガニックMCTオイル
Nature’s WayのオーガニックMCTオイルは、パーム油や充填油は一切使っていない高品質のココナッツオイルです。
抽出する際に使われる溶剤、ヘキサンは使っていないので安心の製品となっています。
無味無臭で、コーヒーやスムージー、サラダ、ヨーグルトなどに簡単に混ぜると良いでしょう。
また、オーガニック、パレオ、ケト、ヴィーガン認定されています。
フローラ・ハウス オーガニックMCTオイル
フローラ・ハウスのオーガニックMCTオイルは、有機JAS認証を取得しています。
有機栽培のココナッツ100%を使用しており、化学添加物を使用せず、加熱と蒸留を用いたナチュラル製法で作られています。
RAPID MCT C8オイル
RAPID MCT C8オイルは、C8(カプリル酸)成分が99.3%含まれているオイルです。
有機JAS認証を取得しており、自然に生産された有機ココナッツから製造されています。
食事の際にかけるだけで簡単に摂取できるため、ダイエットやボディメイク時の栄養補給、糖質制限に適しています。
まとめ
MCTオイルは、その独特な健康効果と利便性により、多くの人々にとって魅力的な食品補助品です。
脳のパフォーマンス向上、エネルギー効率の良い代謝の促進、脂肪燃焼のサポートなど、いろいろな健康に良いメリットがあります。
また、消化が早く、体脂肪として蓄積されにくいため、健康的な体重管理にも役立ちます。
MCTオイルの摂取は、日常の食事に簡単に取り入れることができます。
サラダドレッシング、スムージー、ヨーグルトなど、様々な食品に加えることで、栄養価を高めることができます。
しかし、適切な量を守り、品質の高い製品を選ぶことが重要となります。
過剰摂取や不適切な製品の使用は、副作用を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
この記事を書いた人
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自然食好き「子持ち4人のパパ」
添加物や体に優しい食べ物を紹介しています。
ECサイト「Non-GMO」店長。
週末は子供たちと公園祭り。趣味はBBQ。
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